秋草の すぐ萎るるを もてあそび

 

秋草の すぐ萎るるを もてあそび


これは中村汀女という俳人の俳句です。

そのままですが

すぐしおれてしまう秋草をもてあそぶ

という意味です。


どこか朽ちていく、消えていくような寂しさを感じさせますよね。

秋の終わりが近づき、その先の冬がもうすぐそこに迫っているような

そんな儚げな情景が浮かんできそうです。


また、この俳句の魅力は『秋草』という言葉ではないでしょうか。

『秋草』はひとつではありません。あなたが想像したもの、

それが『秋草』です。

 

 

みなさんは『秋草』で何を連想しますか?

 

 

この素敵な俳句にならって

秋も深まってきた今日この頃

私自身も『秋草』とはなんぞやと

考えてみることにしたのです。


そこでまあ、とりあえず植物を育てて愛でてみようと思いました。

育てる過程で、植物についての見聞を深めるのです。

とりあえず植物として選んだのはカイワレです。

店員さんにもっとも簡単に育てられるものを

選んでもらったらカイワレでした。

育てるだけではなく食べれちゃいます。

旬はオールシーズンですが、そこは寛容な心でいきましょう。

 

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カイワレの説明


1週間ほどで、水だけで育てることが可能です。

湿ったスポンジなどの上に置き

湿り気を切らすことのないように

始めの4日ほどは日影で、

ある程度、育ってからは3日ほど日光のに浴びせ育てれば収穫です。

 

 

1日目


よし植えよう。

ただここで大きな問題が発生します。

スポンジの上っていうけどスポンジなんてないのです。

でも、この早く植えたいという衝動は止められない。


はやく、植えたい!

代用出来そうなもんないかな、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今や電話だって携帯できる時代です。

まあ、植物の一つくらい携帯できてもいいはずですよね。

うん、ウェアラブル端末ってやつですわ。


あと、頭がおかしいやつだと思われたら悲しいので一応言っておきますが

きちんと霧吹きも忘れず買ってきました。

常に湿らせておかなければならないので。


そうです、僕は頭がいいのです。

おばあちゃんはいつも僕を賢いねぇと言っていたのですから。

おばあちゃんついでで思い出しましたが

タネや霧吹きのお金は、ちょうど11月になったばかりだったので

おばあちゃんにおこずかいをもらうことでカバーしました。

孫がおばあちゃんにおこずかいを貰わないのはマナー違反です。

孫は孫らしく。

(人生27回目の11月)

 

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種を植えたので霧吹きして、

よし、これで、1週間と、、、

!!!え?これ、やばくね?

足動かしたらすぐにタネが落ちるんですけど。

もうね、想像の100倍ストレスですわ。

流石の僕も予想できませんでした。


知ってましたか?

股間って関節の節目にあるんですよ。

そういうわけで、足を動かすのも上半身を動かすのも

お伺いを立てなきゃなりません。


「あのーおしっこに行きたいんですけどー」

「ちょっとあれなんですけど、ひとりエッチのほうを、、

あ、だめですよねーへへ、、」   


こんな感じで進んでいきますので、この記事は分類すると

小学1年生のアサガオの観察日記と同じカテゴリーです。

アメブロのジャンルでいうと「ショタ 成長記」になります。

 

 

2日目


凄まじいストレスを感じながら起床。

普段はうつ伏せで寝ているのに、仰向けしかできないためほとんど寝れず

寝ていただけなのに筋肉痛になるという超常現象が。


そして初日とほとんど変わらない状態。

ただよく見ると茶色の薄皮が剥けているものがいくつかあります。


股間を守りながらの生活。

これはきっと包茎手術のあとに近いのではないかと気付き

もしかしてと確認してみたけれど

残念ながらこちらの薄皮はしっかりとかぶったままでした。

このタネは少し発育が遅いのでしょう。


また、このままではタネが落ちてしまうので

紙コップを付けるようにしました。

紐を通し、霧吹き用の穴を開けました。

 

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股間に角をつけているアフリカの部族がいますが

なんとなく理解できます。

どこか強くなったようなきがしますもん。

実際、このツノで私はレベルアップしました。

やさしい寝返りとひとりあるきが可能になりました。

 


3日目

 

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根っこが生えてきたのがわかりますでしょうか。

下腹部に魂が宿る感覚

これは妊娠と言っていいでしょう。

圧倒的な腰痛も、我が子を思うと受け入れられます。


最近イライラして、精神が不安定なのも

動けないことからくるストレスかと思っていましたが違ったようです。

ホルモンバランスが不安定なのかもしれません。

ただ、3日前に精神が安定していれば

こんなことを始めていたのだろうか。

不安定の根本的な原因はもっと深いところにありそうです。


毎回、毎回、歩くたびにタネが落ちるので

中型のトトロを思い出しました。

袋からドングリを落としていたあいつです。

私はタネは袋の少し上から落としていましたが

誤差の範囲でしょう。

というわけで、胎教として

トトロの主題歌「さんぽ」

を聴かせることにしました。

「あるこーあるこー」

歩くとタネを落とす、そんな私を勇気付けてくれました。

 

4日目

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股間痒くね?

霧吹きすげーだるいんだけど

てか、常に湿ってるようにしてるから股間のムレがヤバい

においがエグい


「ああ、すごくいいにおい」

ってエロ漫画で痴女がよく言ってるけど

あまりのにおいの強さに

「っっっっえ!っっくさ!!!!」

てさせる自信がある。

「っっっっえ!っっ草!!!!」

の先をいくとおもう。

視覚の上をいく、圧倒的な嗅覚の情報量

それくらいくさい。


そのせいか、体はこれを食べ物と認識していないです。

酸味がなにか万が一の奇跡がおこってひょっとしたら美味しいと思うのかもしれませんが

これを食べることを考えると恐怖でしかない

もはや酸味で味付けがいらないのかもしれない。

この生活もしんどいけど

食べることを考えると怖いものです。

 

あと、珍しく真面目な話をしたいのですが

オ〇ニーがね、

草、邪魔でできねーんすわ。

こちとら生まれてから自分に優しく生きてきてんですわ。

普段は1日1オ〇ニーでやらせてもらってるんです。

それがずっとできてないもんだから

ナニが四六時中、力強く自己主張してくるんです。

カイワレの比じゃないくらい、それはもうしっかりとした茎です。

薄皮は未だにかぶったままですが。


あと、根っこと毛が絡みつくことにより

すこしだけアクロバットな動きが可能になりました。

 


5日目

 

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とりあえず早く収穫したい。

そろそろ、ほんとにつらい。

 

そろそろ日光を浴びせなくてはならないわけですが

さすがに直接日光を浴びせると

しっかりと社会の非難も浴びることになります。

ここはライトで我慢しましょう。


ほんと、この数日間身動きがとれなくて暇なもんだから

人生とは何かをめちゃくちゃ考えさせられました。

そんで出た答えは

いま、リアルタイムで人生を無駄にしているということです。

かなしいよ。

いままではパンツの中での出来事で

目に見えてなかったからまだよかった。

股間丸出しだともっとかなしさが増すよ。

見るからに人生無駄にしてるんすわ。

 


6日目

 

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はえる、大草原とはこのことでしょう。

あの、青々としてたくましいけど

これを秋草って呼んで大丈夫なの?

そんでこれ、しっかり根を張ってるから

かなり自由に身動きとれるようになりました。


もうすぐ収穫を迎える私が

皆さんにカイワレを育てるための

ライフハックをお伝えします。


スポンジ買え。

腰、死ぬ。

 


7日目


ついに収穫の時がきた。

この緑との別れ

正直、臭いがヤバいけれども


はい、じゃあ収穫します。

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パッケージの写真はもっとまっすぐでしたが

陰毛みたいに縮れててしまいました。


まあ、せっかく愛情込めて育てたわけですから

素材のまま食べてあげたいものです。

、、、、、、

からっ!!

全く酸味などありません。

めちゃくちゃスパイシーです。

ただカイワレがそもそもそういうものなので

喜んでいいのかわからないのですが

育成は成功でしょう。

てかなんのために育てていたのだろうか、

結局、『秋草』がなんなのかなんて

わからなかったわ。

ざんねん。


まあ

ようやく刈り取ったし

オ〇ニーしよ

草原ははなにもなくなってしまいましたが

まだ僕には『チ〇チン』があります。


おし!やったるでーー

待たせたな、『マイサン』!


そして僕は僕の『イチモツ』を握り、いじりはじめました。


おらーーー!!


あ、え、、、1週間してなくて久しぶりだから、、、

すぐでちゃうよーーーー


ふぅ、、、、、、、


『秋草』の すぐ萎るるを もてあそび